タンパク質編集

タンパク質はアミノ酸が数珠繋ぎになった高分子で、アミノ酸の配列がタンパク質の構造や機能を決定します。つまりタンパク質のアミノ酸配列を直接操作することができれば、そのタンパク質の構造や機能を直接操作できるようになります。しかし通常、タンパク質は一旦翻訳されてしまうとそのアミノ酸配列を自在に操作することは極めて困難です。近年私たちの研究グループは、「インテイン」というタンパク質を利用することで、翻訳されたタンパク質のアミノ酸配列を自在に編集することができる新しい手法を発明しました。このタンパク質編集法を利用することで、タンパク質の構造や機能を細胞内で自在に改変することができると考えられます。現在はタンパク質編集の応用法や、新しい編集技術の開発にも取り組んでいます。

Reference

  1. M. Somiya and T. Yanase, “Programmable protein editing by split intein-mediated recombination,” bioRxiv, Jan. 2026, doi: 10.64898/2026.01.22.700961.
  2. L. Tang, “Protein Editing,” Nat Methods, vol. 22, no. 12, pp. 2493–2493, Dec. 2025, doi: 10.1038/s41592-025-02951-5.
曽宮 正晴
曽宮 正晴
准教授

タンパク質デザインを応用した細胞内への薬物送達(特にタンパク質やRNA)や、ナノ粒子と生体システムとの相互作用に興味を持っています。

関連項目