シアトル留学

ちょっと立て込んでいて投稿をサボってました。実は今日は、新しく仕上げた論文原稿をプレプリントサーバーbioRxivにアップロードして、同じ原稿をとある雑誌にも投稿して、かなりやり切った感があります。つい先日も修正した別の論文原稿を投稿して採択の連絡を待っている状態ですし、年度内にいくつかまとめておきたい仕事があります。  

こんな感じで立て込んでいるのは、来年2月からアメリカへ留学することになったからでもあります。アメリカ留学、実は2020年度に開始する予定だったのですが、コロナ禍の煽りを受けて渡航開始を延びに延ばしていたのでした。現地の状況もかなり落ち着いてきたようですし、渡航開始期限の2022年2月末ぎりぎりに出発しようという事になりました。受け入れてくれるのは、アメリカ、ワシントン州の州立大学、ワシントン大学のとある研究室です。  

そういうわけで、最近は留学の準備のことで頭がいっぱいです。今住んでいる家を引き払って、自分と家族のビザをとって、航空券をとって、スポンサーにいろいろな書類を送って、シアトルで住む家を探して、車の手配して、現地の情報を色々探して。。。。とにかくやることがたくさんです。  

シアトルには他のアメリカの大都市と同じように、「日本人研究者の会」があって、僕もそちらで色々と情報をもらうことができました。やはり一番大事なのは住む場所で、治安が良くて、買い物や通勤に便利なところを選ぶのは大変です。家賃も高いし。それで良い話を聞きました。シアトルにはMFTE(Multifamily Tax Exemption)というプログラムがあって、中・低所得者むけに借りられる物件があるのです。私が運良く採択していただいた日本学術振興会・海外特別研究員に支給される給与では、シアトルでは余裕で中・低所得者に該当してしまうので、使えるものは使おうということで。かなりお手頃に借りれる物件もあると聞き、最近はMFTEの対象になっている物件を物色しています。ただシアトル公式のMFTEのウェブサイトには、物件の一覧がリストになっているだけで、いまいち場所もわからないのですよね。  

ということで、Google Mapに住所と物件名をインポートして地図にしてみました。2021年10月時点のMFTE対象の物件です。リストから漏れているものもありそうですが、ほとんど網羅されているはず。全部で265物件です。

  

今見たら、なぜかコロラド州(?)やポートランドの側にも対象物件があることになってますね。住所がうまくインポートされなかったんでしょう。ご愛嬌ということで。対象の物件数が多いので、希望の地域やクチコミで聞いた情報を基に物件を絞っていこうと思います。

曽宮 正晴
曽宮 正晴
准教授

タンパク質デザインを応用した細胞内への薬物送達(特にタンパク質やRNA)や、ナノ粒子と生体システムとの相互作用に興味を持っています。